〒343-0821 埼玉県越谷市瓦曽根2-9-20

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精神科(認知症)

当院の精神科治療


精神科領域としては認知症に対象を絞り治療を行います。診察結果によってその他の疾患が疑わしい場合には当院では診療をお受けすることができず、精神科専門医療機関などに紹介することがあります。

概論


正常に働いていた脳の機能が低下し、記憶や思考への影響が見られる疾患です。
物事の記憶、判断の能力や、時間・場所・人などの認識能力が低下するため日常生活に支障が生じてきます。

治療・対応はパーソンセンタードケアが中心になります。
パーソンセンタードケアとは認知症をもつ人を一人の“人”として尊重し,その人の視点や立場に立って理解し,ケアを行おうとする認知症ケアの考え方です。認知症の患者様それぞれ個人個人が一人ひとり違ったれ基礎を歩んでこられ、現在に至っている。そのうえで心理社会的背景、病歴、職歴、性格,人生観、周囲との関係性などを踏まえて医療や福祉などのそれぞれの観点から支えていく必要があると思います。この考え方は、心療内科における心身症の定義を踏まえた治療に充分通じるものがあり心療内科を中心として修練してきた自分にとってはその感性を樹分に発揮し得るところと自負しております。またこれらを実践するためには医師が医学・医療のみからの視点にとらわれるのではなく全体を俯瞰できるように介護や福祉の面にも知識を要すると考え、介護福祉専門員(ケアマネージャー)の資格を取得することを通じ勉強いたしました。これらの知識を生かして、各領域の専門スタッフと連携を取りながら治療に当たりたいと考えています。

「もの忘れ」は認知症?


老化・加齢による「物忘れ」は「うっかり」であって、「自分が忘れている」こと自体は覚えています。
認知症の「物忘れ」は、「忘れてしまったそのこと自体」や「何かをしたこと自体」を忘れたりしています。自分での体験を忘れてしまっているので、本人は訳も分からず憤慨してしまうこともよくあります。

種類


認知症のうち60~70%はアルツハイマー型認知症で、約20%は脳血管型認知症、これで9割を占めるといわれます。

アルツハイマー型認知症

アミロイドβ(ベータ)などの特殊なたんぱく質が脳に蓄積し神経細胞が壊れて減少すること情報伝達伝が円滑にできず機能異常を起こすといわれています。神経細胞が死ぬことで脳そのものが委縮し脳からの指令を受ける身体機能も低下していきます。

脳血管型認知症

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血など、脳血管性の病気で脳細胞が酸欠により死ぬことで発症します。

レビー小体型認知症

レビー小体(神経細胞にできる特殊なたんぱく質)が脳の大脳皮質・や脳幹にあつまり情報伝達がしにくくなり発症します。

前頭側頭型認知症

頭の前部にある前頭葉と、側面にある側頭葉が萎縮することで発症します。
前述の種類はもっとたくさんありますが、腺的すぎる説明は割愛します。

症状


症状も上記の種類によりそれぞれの傾向はありますが、ここでは認知症全般としての症状の出方について説明いたします。
大きく2つに分けます。「中核症状」、「周辺症状」と呼ばれています。

中核症状

中核症状は脳の細胞が壊れたり、死んだりすることで起きた症状であり、一般的に「認知症の方なら誰でも現れる症状」です。
記憶障害、見当識障害、判断力の障害(実行機能障害) 、高次脳機能障害(失語・失認・失行など)があります。

記憶障害

過去の事象が記憶から完全に脱落してしまいます。短期記憶障害(記銘力障害)と、長期記憶障害の2種類に分かれます。

見当識障害

日時・場所、方向感覚などが分からなくなり、周囲の環境を理解出来なくなる。

判断力の障害(実行機能障害)

定義:「目的をもった一連の行動を自立して有効に成し遂げるために必要な機能」
よって行動の「目的不定」「自立が出来ない」「実効性に欠ける」「達成困難」

高次脳機能障害(失語・失認・失行など)

失語・・・「聞く・話す・読む・書く」といった音声・文字などの言語情報に関わる機能が失われた状態

失認・・・ 感覚器(目・耳・鼻・舌・皮膚等)は正常なのに「五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)」(その一部)が悪くなり状況を正しく把握できない状態

失行・・・目的とする行動の方法が分からなくなる状態

「周辺症状」

環境や心理状態により患者様それぞれに違った症状を呈します。
認知症による徘徊、弄便(ろうべん)、火の不始末、物盗られ妄想、認知症によるせん妄、幻覚と錯覚、暴力・暴言・介護拒否、失禁、不眠・睡眠障害・昼夜逆転、帰宅願望、食べない、異食、性的問題行動などがありそれぞれへの適切な対応が必要になります。

治療・対応


パーソンセンタードケアが中心になります。
パーソンセンタードケアとは認知症をもつ人を一人の“人”として尊重し,その人の視点や立場に立って理解し,ケアを行おうとする認知症ケアの考え方です。認知症の患者様それぞれ個人個人が一人ひとり違ったれ基礎を歩んでこられ、現在に至っている。そのうえで心理社会的背景、病歴、職歴、性格,人生観、周囲との関係性などを踏まえて医療や福祉などのそれぞれの観点から支えていく必要があると思います。この考え方は、心療内科における心身症の定義を踏まえた治療に充分通じるものがあり心療内科を中心として修練してきた自分にとってはその感性を充分に発揮し得るところと自負しております。またこれらを実践するためには医師が医学・医療のみからの視点にとらわれるのではなく全体を俯瞰できるように介護や福祉の面にも知識を要すると考え、介護福祉専門員(ケアマネージャー)の資格を取得することを通じ勉強いたしました。これらの知識を生かして、各領域の専門スタッフと連携を取りながら治療に当たりたいと考えています。福祉・介護スタッフ、施設、サービスと連携し、様々な作業療法やリクリエーションなどをお勧めすることがあります。

また必要に応じた薬物療法も行います。
アルツハイマー型認知症の薬物療法・・・・認知機能低下の進行を遅らせる治療、周辺症状を抑える
脳血管型認知症の薬物療法・・・脳血管障害を悪化させる再発予防とリスクの調整:高血圧、糖尿病、心疾患など
精神症状に対する脳循環・代謝改善薬、抗うつ薬など
発症早期からの投薬が治療効果が高いことも示されています。